東北農林専門職大学見学会を開催しました
11月27日(水)に、さかた木づかい夢ネット主催の「東北農林専門職大学見学会」が開催されました。当日は14名の参加者が集まり、今年の4月に開学したばかりの校舎や施設の見学、どのような森林業関係者の育成を行っているのかを学びました。
初めに、東北農林専門職大学の施設見学と設備説明を受けました。新しい施設ということもあり、整った設備の中で実験や実習をすることができるという点が最も印象に残りました。また、校舎に山形県産木材をふんだんに使っており、木の明るさや温もりを感じられる校舎になっていました。
特に大講義室は東京2020オリンピック・パラリンピックで使用されたやまがた産材を使用しており、大会レガシ―として再利用されている様子を見ることができました。
施設見学を終えた後、大学職員の方から東北農林専門職大学についての説明を受けました。「GLOCAL RENOVATOR‐農林業に新風を‐」というキャッチコピーのもと、広域連携と地域連携の両輪で農林業従事者の育成に取り組んでいるということで、実際に地域の経営体での実習をすることや、海外の先進地で森林経営業を学ぶこと等、山林が持つビジネスの可能性を自分の肌で学習できる環境が作られているなと感じました。
今回の見学会では、東北農林専門職大学の施設や設備、どのようなカリキュラムで森林業従事者の育成を行っているのかの説明を受け、よい環境の中で学び、その学びを将来につなげる仕組みが整っているなと感じました。単に森林について学ぶのではなく、経営のことやグローバルな視点など、幅広い可能性の中から選択できるようにしており、先進的な学びが行われていました。
参加した方からも「こんな視点で森林業を学んでいるのだと知ることができた。」などの感想が聞かれ、参加者としても新たな森林業について知る機会となったようでした。
今回の見学会では東北農林専門職大学の皆様から様々ご尽力いただきました。誠にありがとうございました。